hosopin劇場「月のサンピラー」(携帯用)

scene.2 「強がりビート」

               ☆

止まったら消えちゃうから・・・ ヒトリがさみしい

消えてしまっても休みたいと思う時もあった

けどキミに会えたから止まれなくなった

 

ありがとう

 

ボクはカゼ ボクは止まらない

新しい景色を見るためどこまでも行こう!

 

「カゼさんは休まないの?」 と小鳥さん

カゼ「ボクは行くのさ!どこまでも。またね小鳥さん」

 

ボクは運ぶ 

大事な人への言葉 

嫌いな人への言葉 小さな風となって

 

だからボクは 恋の天使で戦争のきっかけ

ボクの言葉は誰が運ぶの?

ボクがいないと言葉は伝えられないのに・・・

ボクへの言葉は?

ボクが運んでいるのに・・・

 

ボクは叫んだ ヒューヒューと

この気持ちも景色も止まらない

窓をゆらし

葉をゆらし

ドアをノックする

 

ボクは叫んだ ヒューヒューと

世界の言葉を打ち消し

世界の音を打ち消し

ボクの世界をノックする 何度も・・・何度でも

ボクはここにいるのに

素敵な音楽が聞こえる

その時キミはそこにいた

ボロボロになったロボットくん
カゼ「お願いボクと遊んで」

ロボットは動かない

カゼ「ボクはキミと遊びたい」

ロボットは動かない

ボクの声はキミにも届かないのか・・・

吹き飛ばしてしまおう 何もかも・・・

ボクは強く体当たりした・・・

何度も・・・

何度も・・・

「えっ?」

 

その時キミがあまりにも寝ぼけていたから

ボクは思わず笑ってしまったよ

カゼ「やぁお寝坊さん!やっとボクの声が聞こえたみたい!ボクと遊ぼう!」

キミはまわりをキョロキョロ

まだ寝ぼけてたね

ボクがキミに触れる音は 気づけば心地よいメロディとなっていた

カゼ「キミの奏でる音楽は最高さ!」

ロボ「でも何故ボクを誘うの?」

ボクの今の気持ち・・・ それは

カゼ「ボクはヒトリでは生きていられないからさ!」

ロボ「・・・ボクもそう思った!いつ頃かといえばたった今さ!」

 

・・・止まれない

もう止まれないよ

どこまでも行こう

キミを乗せて

ボクは音楽を奏でる そしてロボくんという愛情だって運ぶことができる

 

キミとフタリデ

ロボくん・・・ごめんね

強くぶつかったりして

ボクからみんなが離れていくことがボクはこわかった

キミが待っててくれたことにも気づかず

でも今は 何よりも音楽を鳴らし最高のダンサーを運ばずにはいられないんだ

 

ロボくん ”ありがとう”

強くぶつかったのがロボくんじゃなかったら

ボクが止まってた

                                   ☆

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scene.1 「ロボダンス」

                                               ★

自分で動けないボクに キミは心を目覚めさせてくれた

寒くなったとき冷たいボクに 暑くなったとき真っ赤なボクに

心を目覚めさせてくれてありがとう

 

カゼさん 

 

あの日・・・ 

動けなくなったボクはカゼに吹かれ倒れた

例えるなら心の柱が倒れるようなもの 鉄だけど鉄のように重くなった

 

・・・カゼに吹かれる 強く

 

体がサビた 心もサビてスカスカだ

その隙間も今じゃカゼの通り道 新しい道が増えてきっとカゼはうれしいだろう

 

・・・カゼに吹かれる さらに強く

 

せめて心は残したかったな

自分で動けないボクでも心があった 一番の幸せだ

だけど意識が止まりそうだ

思い出たちもどこかに飛ばされちゃったかな

 

・・・カゼに吹かれる いっそう強く

 

体が飛ばされた ・・・飛ばされそうだ 何もかも

 

カゼは吹く

 

「やぁお寝坊さん!やっとボクの声が聴こえたみたい!ボクと遊ぼう」

 

そんな風に聴こえた・・・・・・・風?

いや確かに聞こえた!

カゼ「キミの奏でる音楽は最高さ!」

 

ロボ「音楽なんて・・・」

ボクは気付くサビた体から音が出ている

ロボ「でも何故ボクを誘うの?」

カゼ「ボクはヒトリでは生きていられないからさ!何より楽しいからさ!」

ロボ「ボクもそう思った!いつ頃かと言えばたった今さ!」

 

ボクの胸は今まさにオーバーヒート

 

熱すぎて

熱すぎて

オーバーヒート

 

ボクは踊る

カゼさんが吹くかぎり

最高のダンスをお見せしよう

キミとフタリで

心の穴はカゼさんで埋め尽くされていたんだね

愛らしいサビた体を吹いてくれ

ボクの心はカゼさんで一杯だ

 

ごめんよカゼさん

ボクは心まで鉄のようだったね

動けなくなったのはまるでキミのせいにして・・・

でも今は踊らずにはいられないよ

 

ボクは空飛ぶ音楽に乗って最高のダンスをするサビたロボット

見たことないだろ?そんなロボット

相棒は最高の空のアーティスト

胸が熱い

熱すぎて心が目覚めたよ

 

カゼさんありがとう

ずっと一緒にいてくれたんだ

カゼさん ”ありがとう”

キミがいなかったら心がサビてた

                                         ☆

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